【区分  】:イベント
【活動日】:2008年08月23日
【時間  】:13時30分から16時
【場所  】:クラッセ川越
【件名  】:バリアフリーセミナー2008「障害者や高齢者にやさしいパソコンセミナー」
【報告者】: 太田
【参加者】: 一般: 10名
             パソボラ会員: 酒井、菅原、岩渕、宇佐美、秋吉、大石、成島、福田き、須田、筒井、猪瀬、林、太田。               
             インターネットによる小江戸川越街づくりの会: 渡辺、中沢

【内容】:

1. 開催の挨拶:酒井
  [13時30分から13時35分まで]
    主催は、インターネットによる小江戸川越街づくりの会 坂戸パソコンボランティア。
  
2. セミナー:岩渕
  [13時40分から14時45分まで]
  次の流れで説明する
   1. ホームページって、どんなもの?
   2. ホームページ以前はどんな方法で知らせてきたか?
   3. 違うところ、違わないところ
   4. ホームページにこれだけは!
   5. ホームページは誰に向けて?
   6. ホームページを訪れている人には?
   7. 困らせてしまうホームページ
   8. JDホームページで確かめる
   9. アクセシブルなホームページ作りの参考に

ホームページで一歩前へ!
見える・聞こえる・操作できるホームページにするために

   1. ホームページって、どんなもの?
     
     自己紹介の場
       何を目指し、どんなことをしたか、しているか
     お知らせの場
       アピール・お知らせ・イベント・ニュース・結果報告・作品発表
     つながりの場
       リンク先=参照先でより詳しい中身を、読み手に確かめてもらえる
     意見交換の場
       投書欄・掲示板・ブログ
       とりわけ公的助成を受けている団体は、どんな団体かを公にしたいものです。

   2. ホームページ以前はどんな方法で知らせてきたか?
   
     印刷物
       会報・チラシ・パンフレット・ポスター・広報に掲載
     配布方法
       郵送・折り込み・手渡し・ご自由にお取りください
     連絡方法
       電話・ファックス・手紙・くちコミ

   3. 違うところ、違わないところ
   
    印刷物の良いところ
    印刷物の惜しいところ
     [会場より]
      * かさばる

    ホームページの良いところ
     [会場より]
      * 音声も動画も流せるようになっている
      * 視覚障害者も文字情報が得られる
      * 視覚障害者も何回でも自分で読める
      * 視覚障害者も一文字一文字の確認ができる

     ホームページの惜しいところ
     [会場より]
      * パソコンがないと見れない
      * 経済的負担がある
      * 保存の方法を工夫しないと消えてしまう
      * インターネットがつながっていない環境だと読めない

     印刷物もホームページも内容的な違いはないが、伝わり方には違いがある。
     印刷物とホームページの違いを意識する。
     印刷物は配布が前提なので読者層を想定しやすいが、
     誰もがアクセスできるのがホームページ。

   4. ホームページにこれだけは!
    * トップページ
    * サイトマップ(総目次:音声読み上げソフトを使っている人には特にお役立ち)
    * ご案内(目的・会則・構成といった自己紹介)
    * 連絡先(地図・電話・ファックス・メールアドレス)
    * お知らせ(年間行事・イベント・活動予定など)
    * カレンダー(予定表・活動の記録)
    * ニュース(新規ニュースに加えて、お知らせしたことの結果報告も大事です)
    * 掲示板(訪れた人たちが参加できる場を設けることで、情報に双方向性を)
    * リンク集(関係のある・参考になる・紹介したいホームページ)
      福祉広場の「福祉に役立つリンク集」のような作り手の「コメント付き」が望ましい。
    * 携帯対応のホームページは音声環境で簡単に探せる

   5. ホームページは誰に向けて?
     障害者や高齢者、パソコンやホームページに慣れていない人、
     誰でもアクセスしやすいように作るのが基本。
   
     誰でもアクセスできるようにするには配慮が必要。
   
   6. ホームページを訪れている人には?

     * 目の見えない人たち
     * 見えにくい人たち
     * 操作がしにくい人たち
     * パソコンに慣れていない人たち

     見えない人たちは、画面読み上げソフトで、
     見えにくい人たちは、画面の反転設定で、
     操作がしにくい人たちは、苦労しながらマウスで、または、マウス以外で。

     最初は誰でも初心者です。障害がある+パソコンに慣れていない=とても大変。

     障害のある市民にそうでない市民と同等の情報を!と掲げてきたからには、
     障害者団体のホームページは、誰でもアクセスできるように作りたいもの。

     と言っても、特別な仕組みや仕掛けや作り方は要らない(むしろ不要です)。
     ごく当たり前にキチンと作れば、ちゃんと読めます(アクセスできます)。
   
   7. 困らせてしまうホームページ
     読み上げソフトへの配慮が足りないページの紹介
     画面反転と文字拡大への配慮が足りないページの紹介
     操作がしにくい人たちへの配慮が足りないページの紹介
     パソコンを「ヘッドポインター」で操作している清水さんの場合の紹介

   8. JDホームページで確かめる

    * 日本障害者協議会(JD)
      トップページの読み上げ時間、何分かかると思いますか?(なんと14分16秒!)
    * 日本障害者協議会(リニューアル提案)
      トップページはシンプルに、階層も深くなく、移動しやすく、分かりやすく。
   
   9. アクセシブルなホームページ作りの参考に
     いろいろな資料があるので参考にしてください。
   
   資料の置き場
   http://www.minikuru.net/jd/ippo0.htm
   
     [会場より]
      * いかに健常者の立場で自己中心的なのかが分かった気がする。
        公的機関が作ったものは障害者が検証をして、だめだということができるシステムができればよいと思う。
       
      [講師] どのようなものが使いやすいのかを事前に確認したほうがよい。まずは理解することが必要。
       
      * 参考になるサイトを載せてあるが、推奨するようなサイトがあるのか?
      
      * 魅力あると 使いやすい というのは両立できるのか?
      
      [講師] 内容が面白いか と、情報が伝わるかは別。まずは伝わる必要がある。
             誰に提案するのか、受け手を中心に考える必要がある。
      
 3. 閉会の挨拶:酒井
   来年もやりますのでよろしくお願いします。
 
   川越からの紹介
     来週(8/30)チャリティーコンサートがあります。よければお越しください。   
     川越を紹介するフォトコンテストを毎年やっています。ぜひ参加してください。
   
   坂戸パソボラからの紹介
     11月に視覚障害者のためのパソコン体験講座がある。
     毎月第3日曜日に講座をやっている。
     
【決定事項】:
 特になし

【課題】:
 特になし

【感想】:
 雨がふり、参加できなかったかたがいたのが残念だった。

─────────────────────────────
20080915